公開日: |更新日:
入れ歯・差し歯・ブリッジとの比較
ここでは、インプラントとその他の歯の補てん方法(入れ歯・差し歯・ブリッジ)の違いをまとめています。
他の治療と比べたインプラントのメリット
入れ歯、差し歯、ブリッジと比較したときのインプラントのメリットは、「見た目が美しいこと」「健康な他の歯への影響がないこと」「違和感がないこと」などが主に挙げられます。 入れ歯やブリッジは外科手術の必要もなく費用も抑えられますが、他の健康な歯に悪影響を与える可能性が高いので、長期間維持することは難しいのです。 その点、インプラントは天然歯と同様に噛む力も失わず、メンテナンスさえきちんとすればずっと使い続けることができます。長い目で見てもメリットの大きな治療法といえるでしょう。
【コミコミ価格で厳選!】
おすすめのインプラント治療クリニック一覧を見る
各治療とインプラントの違いをさらにくわしく解説!
それでは、入れ歯・ブリッジ・差し歯とインプラントの違いについて、さらに具体的に見ていきましょう。それぞれ別々にまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。
入れ歯とインプラントの違い
ご存知のとおり、入れ歯は取り外し式の義歯を使って欠損した歯を補う方法。治療が単純で短期間で済むこと、保険が適用されること(治療費を抑えられる)がメリットです。
一方、噛む力が天然歯の2~3割程になってしまうデメリットもあります。また、入れ歯には部分入れ歯と総入れ歯があり、部分入れ歯はクラスプと呼ばれる留め具を前歯や奥歯に引っ掛けて義歯を固定するため、その歯に大きな負担がかかって傷めてしまう恐れも。総入れ歯は、上顎の場合は口の粘膜に密着し、下顎の場合は歯茎の上に装着しますが、口全体を覆うことになるため食べ物の味や温度を感じられなくなることがあるほか、入れ歯が合わないと外れてしまったり、物をうまく噛めない、痛みを感じるといった問題が生じることもあります。
その点、インプラントは天然歯と同感覚で噛むことができ、また固定がしっかりできているので外れることもありません。さらに見た目も自然で、金具が見えてしまうような心配もないです。
ブリッジとインプラントの違い
ブリッジとは、歯を失った箇所の両側の歯を削って支柱にし、そこに一体型の人工歯を被せて欠損部を補う方法です。
入れ歯のようにガタつくこともなく、外科手術も要らないのがメリットです。
しかし一方で、支柱となる天然歯を削らなくてはならず、過重な負担を強いることで歯の寿命を縮めてしまう恐れがあります。さらに、歯肉とブリッジの間に詰まった食べ物カスが歯周病や虫歯を誘発することも。
その点、インプラントは、周りの天然歯を削って負担をかける必要がありません。欠損した歯の根も補われるので力が均等にかかり、残っている歯への影響はほぼありません。
差し歯とインプラントの違い
差し歯とは、天然の歯根が残っている場合に、そこに歯冠部を差し込む方法。残った歯根にプラスチックや金属製の土台を入れてかぶせ物をするのです。
つまり、歯根が残っていることが絶対条件であり、まったく歯がない状態や、歯を抜いてしまった場合は差し歯治療をすることができません。欠損した歯を補う入れ歯やブリッジとは性質が異なる治療といえるでしょう。
これに対し、インプラント治療とは、歯がない場所に歯根の代わりとしてインプラントを埋め込み、その上から人工歯をかぶせる方法です。天然の歯根を利用する差し歯に対し、人工歯根を骨の中に埋め込むという点でまったく異なります。
部分入れ歯をインプラントに変えることはできる?
ほとんどのケースで、部分入れ歯にしている部分をインプラントにする治療は可能です。もちろん、治療が難しいこともありますし、場合によっては補助手術が必要になることも。
部分入れ歯は、部分的に歯を失った場合の治療法の一つ。残っている歯に、クラスプというバネをかけることによって入れ歯を安定させるものです。そのため、ブリッジやインプラントのように、残っている歯をダミーの歯と橋渡しして連結し、覆うようにして固定している治療法に比べてかむ力が弱く、クラスプをかける歯に大きな負担がかかることがあります。また入れ歯が動いてしまって合わなくなった場合、歯を支える顎の骨、歯槽骨が痩せてしまうといった問題が起こります。
現在部分入れ歯を使用している人は、ほとんどの場合でインプラント治療を受けられるでしょう。しかしインプラント治療は、顎の骨にチタン製のインプラント体を埋め込む外科手術。骨の厚みや、健康状態に問題のある人は、治療が難しい場合があります。骨の厚みについては、手術で増やすことが可能です。
骨を増やす手術の種類
骨を増やす手術は術後に腫れや痛みを伴う可能性がありますが、骨を十分に作ることにより、歯茎のラインや、ボリュームなどの見た目を回復できます。その結果、歯磨きがしやすい口内を手に入れられることも。骨を増やす手術には、下記のような種類があります。
- 上顎の奥歯の骨が痩せている場合
- 顎の骨の幅だけが痩せている場合
- その他、顎の骨が痩せている場合
上顎の奥歯の骨が痩せていると、上顎洞という奥歯の上に存在する骨の空洞との距離が近くなっている状態にあるため、インプラントを埋め込む手術ができない場合があります。この場合選択されるのは、上顎洞の底の粘膜を慎重に上に押し上げ、骨を移植する手術。広範囲で骨が痩せている場合はサイナスリフト、局所的に薄い場合はソケットリフトと呼ばれる方式をとります。
顎の骨にインプラントを埋め込む高さはあるものの、幅が足りていないという場合、その部分の骨を二分割して幅を広げる、スプリットクレストを行います。スプリットクレストは、骨の頂上部にクサビのような形の特殊な器具を挿入して骨を二分割にして広げ、その広げた隙間にインプラントを埋め込む方法のこと。インプラントと骨とのスペースを骨補填剤(患者さん自身の骨や人工骨)で満たし、骨を再生させる治療方法です。
上顎の奥歯の骨が痩せている、顎の骨の幅だけが痩せている場合以外でも、顎の骨の状態によっては他の骨を増やす手術を行います。骨移植は、骨を作りたい部分に、粉末状にした患者さん自身の骨や人工骨を移植する方法です。GBRは骨移植と同じく、患者さん自身の骨や人工骨を移植して特殊な膜で覆い、骨の再生を誘導する方法。ボーングラフト(ベニアグラフト、ブロック骨移植)は、下顎付近の骨をブロック状に削って取り出し、移植したい部分にそのブロック骨を固定する方法です。細粒骨を移植することが一般的になっているようです。
トータルで安い
インプラントを受けられる
渋谷区のクリニックを紹介
インプラント治療を受けようと思った時、やっぱり心配なのは費用ですよね。このサイトでは、渋谷区のクリニックを徹底調査し、インプラントの知見が深いクリニック(※1)から、トータルの費用を安く抑えられるクリニック(※2)を厳選して紹介しています(調査日時:2021年9月)。
はちやデンタル クリニック03-3408-6480 |
表参道しらゆり歯科03-3409-4118 | RKデンタルオフィス 代官山03-6427-8999 |
|
---|---|---|---|
費用総額 |
費用
220,000円
休診日 火
|
費用
297,000円
休診日 祝
|
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
|
はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
|
|
---|---|---|
表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
|
|
RKデンタルオフィス 代官山 |
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
|
※2021年9月の調査結果に基づきます。
※1 当サイト内で掲載されているクリニックの中から、日本口腔インプラント学会、国際口腔インプラント学会、日本顎咬合学会、日本先進インプラント医療学会のいずれかに所属しており、認定医以上の資格を保有している医師が在籍しているクリニック。
※2 インプラントの埋入に必要な「上部構造」「アパットメント」「インプラント」「オペ代」を記載している(または、追加料金がないことを記載している)クリニックの中から、インプラント1本あたりの価格が安い3クリニックをピックアップ。診察料、仮歯、骨造形手術代は別途かかる可能性がありますので、各クリニックにお問い合わせくさい。