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神谷圭祐先生にインプラントのアレコレをインタビューしてきました
かみやデンタルクリニックの神谷先生に、インプラント治療についてインタビューしました。
インプラントを受ける人の特徴について

どんなきっかけでインプラントを検討される方が多いのでしょうか。
入れ歯が嫌だという患者さんは多いです。体質などで、入れ歯が合わない方もいらっしゃいますし。
治療中に歯を残せない、抜かなくてはいけないとなった場合は、選択肢の1つとしてインプラントが提示されるケースが多いです。
インプラントの他に、選択肢として入れ歯とブリッジがあります。入れ歯は、特に若い方は抵抗感を持たれることが多いです。
ブリッジは周りの健康の歯を削ることになり、負担もかけるので、キレイな歯が残っている方はインプラントを検討されますね。
患者さんはどの年代が多いでしょうか。
働き盛り、40〜50代の方が多いですね。金額が大きいので、若い方は手がなかなか出ないという面もあります。
インプラントは高いからできないけど、ブリッジも入れ歯も嫌だから放置するという人もいます。ただこれはリスクが高く、隣の歯が傾いたり、上の歯が伸びてくる場合があるんです。
将来インプラントやブリッジにしたいとなったら、傾いた歯の治療が必要になります。上の歯を削らなくてはいけなくなるので、「何もしない」選択はするべきではありません。
インプラントができない方はいらっしゃるのでしょうか。
顎の骨がない方は難しいですね。骨粗鬆症や糖尿病などの基礎疾患を持っている場合はできないことがあります。
また、喫煙者の方も成功率が下がる可能性があるため、禁煙されてからの治療推奨です。
個別の判断が必要になるので、まずはカウンセリングを受けて、歯科医師に相談することをおすすめします。
インプラント治療について

虫歯や歯周病が原因で、歯を無くされる方も少なくありませんよね。そのとき選択肢となるのがインプラントだと思います。インプラント治療の流れを教えてください。
インプラント治療は大きく2つのステップに分かれます。顎の骨にインプラントを埋め込む手術と、インプラントに被せ物を取り付ける手術です。最近は2つの手術を同時におこなうこともあります。
一般的な治療の流れとして、1回目は診断と型取りをおこない、治療方針やインプラントを打つ位置を決めます。
2回目で精密検査をおこなって問題ないとなったら、早ければ3回目の来院で初回の手術。数ヶ月あけて2回目の手術をおこないます。
間に消毒などもありますが、治療期間としては半年から長い方で1年ほど。6回ほどの通院が必要です。
その後の定期検診も必要になるため、インプラントを入れると一生のお付き合いになりますね。
インプラント治療をおこなうリスクはありますか?
治療自体のリスクは高くはありませんが、炎症が起きたり、傷みが出る場合もあるので、その場合は適切な処置を受けなくてはいけません。
ただ、我慢できないほど痛むケースは少ないので、大きな不安は持たれなくて大丈夫です。
また、インプラントの歯は、ご自身の歯と比べて歯周病になりやすいので、自然の歯以上にケアが重要になります。
インプラントのアフターケアに関して

インプラント治療後は、アフターケアも重要だそうですね。
さきほど話したように、インプラントは自然の歯と比べて歯周病を起こしやすく、「インプラント周囲炎」という症状が出る場合があります。
細菌によってインプラント周囲の骨の破壊が進み、放置するとインプラントが抜け落ちてしまうこともあるのです。
それだけでなく、周囲の歯や体への悪影響も考えられます。
インプラント周囲炎はプラークが原因と考えられており、適切な口腔ケアや定期検診が不可欠です。
インプラント治療後のアフターケアにはどれくらい費用がかかるのでしょうか。
インプラントは自費治療なので、アフターケアも保険適用外になります。治療後もメンテナンスのための費用がかかることは認識された方が良いでしょう。
費用はクリニックにより異なりますが、数千円〜1万円ぐらいが相場でしょうか。
ただ、定期検診を受けることで、そのほかのトラブルを発見したり、予防することもできます。健康な歯は重要な財産ですので、長持ちさせるためには必要なコストですし、メリットも大きいです。
クリニックの選び方について

インプラントを実施しているクリニックが多すぎるので、選べないという声も耳にします。クリニック選びのポイントはありますか?
安くインプラントをおこなうクリニックも増えていますが、安さを最重視するのはおすすめできません。
相場より低い費用には何らかの理由があると思いますので、値段以外の部分もしっかり検討されるべきです。
たとえばインプラントを正確に打つために「ガイド」という、マウスピースのようなものがあります。ガイドを使うと手術の成功率にも繋がりますが、そのぶん費用はかかります。治療費が高いとしても、患者さんにとってメリットが大きい費用はあるのです。
他の要素としては、手術をおこなうので、清潔感があることは重要です。
メーカーで選ぶのも方法の1つですね。大手メーカーは実績があるぶん、安心感が高いと思います。
また、何らかのトラブルが起き、手術したクリニック以外での対応が必要になると、大手メーカーのインプラントであればすぐに対応できる可能性が高くなります。
インプラントは一生ものですので、長期的な検討も必要ではないでしょうか。
インプラント後の検診も、同じ先生に診てもらうべきでしょう。どこにインプラントを打ったのかはその先生しかわからないですし。その点を考えると、ご自宅から遠くない方がいいですね。
特にここを重視したほうがいいという点はありますか?
高額な自費治療になるので、術前、術後にきちんと説明をおこない、向き合ってくれる先生を選ぶことが大切だと思います。
金額の詳細だけでなく、できることとできないことは明確に伝えてくれる先生は信頼できるでしょう。不安や疑問を伝えたときに、きちんと対応してくれるかは重視したほうがいいですね。
インプラント手術の安全性は高いですが、100%成功する手術はないように、うまくいかないケースはあります。
そのような場合でも誠実に対応してくれるか、信頼できる先生かを見極めることは重要ではないでしょうか。
また、何十年と使うことを考えると、アフターケアの費用がどこまで治療費に含まれているのかや、被せ物の保証についても確認しておいたほうがいいですね。
インタビューに答えてくれたのはこの方
- 神谷 圭祐(かみや けいすけ)先生
- 医療法人憩心会かみやデンタルクリニック 医院長
https://k-dcl.com 問い合わせ:0566-77-7816 - 日本歯科大学を卒業し、附属病院での勤務を経て地元である愛知県で開業しました。健康な歯を保つ知識やテクニックを身につけ、虫歯や歯周病を防ぐ予防歯科に力を入れています。
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表参道しらゆり歯科03-3409-4118 | RKデンタルオフィス 代官山03-6427-8999 |
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費用総額 |
費用
220,000円
休診日 火
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費用
297,000円
休診日 祝
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費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
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表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
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RKデンタルオフィス 代官山 |
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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※2021年9月の調査結果に基づきます。
※1 当サイト内で掲載されているクリニックの中から、日本口腔インプラント学会、国際口腔インプラント学会、日本顎咬合学会、日本先進インプラント医療学会のいずれかに所属しており、認定医以上の資格を保有している医師が在籍しているクリニック。
※2 インプラントの埋入に必要な「上部構造」「アパットメント」「インプラント」「オペ代」を記載している(または、追加料金がないことを記載している)クリニックの中から、インプラント1本あたりの価格が安い3クリニックをピックアップ。診察料、仮歯、骨造形手術代は別途かかる可能性がありますので、各クリニックにお問い合わせくさい。