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京セラ製のインプラントの費用相場や魅力
POIインプラントについて
POIインプラントは、大手企業である京セラが開発するインプラントです。
京セラは多方面での事業を展開している中で医療ジャンルも手掛けており、インプラントの開発もしています。
1978年に日本で初めて(※)の歯科インプラントとして、発売をはじめました。国産メーカー開発のものとして、最も歴史あるインプラントです。海外の著名インプラントよりも症例数は少ないものの、長期症例の実績もあり、日本国内でも使用するクリニックも数多くあります。
京セラはメーカーとして、治療を受ける側の立場に立った製品開発と患者のQOL向上に注力した製品の提供に注力しています。国産のインプラントメーカーとして、国内でもシェアを獲得しているインプラントです。
※参照元:京セラ公式HP(https://www.kyocera.co.jp/prdct/medical/business/dental.html)
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京セラが提供するPOIインプラントの特徴
HAコーティング
平均の厚みはインプラント表面の粗造面に対して20μmと非常に薄くなっているHAコーティング(Hydroxyapatite)は、骨がくっつくのを早める工夫です。HAコーティングを行なうことで骨との接触面積率を高め、石灰化の進んだ骨との結合をうながせる点も特徴です。
通常行なわれる10,000℃以上と高温なプラズマ溶射法ではHAの分解が生じてしまい、品質を保てなくなりますが、FINATITEでは約3,000℃という条件でHAを溶射可能なフレーム溶射法を採用しています。
また、熱処理後の結晶化度は約60%。生体親和性に優れており、質を安定させるように工夫が張り巡らされているインプラントです。どれも骨とインプラントのくっつきを手助けできるように、考えられた設計といえます。
HAコーティングの優れた結合性
HAコーティングされたチタン製フィクスチャーと陽極酸化処理されたチタン製フィクスチャーの初期の骨伝導能の比較を行ったところ、優れた結合性が明らかになりました。
画像分析ソフトを用いて、術後2週・4週・8週時点での新生骨組織と材料表面の接触面の計測を実施。
その結果HAコーティングされたチタン製フィクスチャーは、陽極酸化処理されたチタン製フィクスチャーよりもそれぞれの期間において接触面積率が高くなっていました。
陽極酸化処理
金属表面に酸化皮膜を作り出す陽極酸化処理によって、審美的な調和と生体親和性の向上を実現しています。
陽極酸化処理によって、FINAFIXは表面に約130nmの酸化層を施すことを実現。優れた機能だけではなく、見た目の美しさも追求できるようになっているのです。
部位に応じたより自然な選択が可能
POIインプラントの豊富なフィクスチャーラインナップ(FINAFIX・FINATITE)によって、自然なエマージェンスプロファイル(歯が歯肉から立ち上がる部分の形)獲得を目指した選択ができます。
フィクスチャー・カラー部の高さに2種類のバリエーションがあり、同一術式で1回法、2回法が選ぶことができます。また、インプラント治療をスムーズに進められる工夫も実現しているのが特徴です。
さまざまな状況に対応
POIインプラントに関わるフィクスチャーは、インプラント手術におけるさまざまな症例に対応しています。その例として以下の3つを紹介します。
- テーパータイプ・フィクスチャー
- ストレートタイプ・フィクスチャー
- インターナル・ジョイント・システム
これらの方法によって、患者それぞれ異なる症例に合わせたインプラント治療が可能になっているのです。
テーパータイプ・フィクスチャー
テーパータイプ・フィクスチャーは、骨質の柔らかい症例や前歯・抜歯窩(歯を抜いたあとの穴)への症例に使われます。歯根形状になっており、先端に行くほど高くなっているスレッドデザインです。
隣在歯の歯根が近い部分・幅の狭い歯槽堤のケースであっても、フィクスチャーの埋入が比較的スムーズにできます。傾斜埋入も行いやすくなっており、症例に対応できる幅を広げています。
ストレートタイプ・フィクスチャー
ストレートタイプ・フィクスチャーはスタンダードな症例に適切です。一般的なインプラント治療のイメージとして思い浮かぶデザインといってよいでしょう。根尖付近の骨量に問題がない場合・骨質の硬い症例に適しており、よく使われるフィクスチャーでもあります。
ストレートタイプ・フィクスチャーの特徴は、円筒型だからこそ埋め込み時の圧縮力がないため、周囲の骨の圧迫が起こりにくいことです。
なるべく周囲の骨に負荷をかけずに、より美しい見た目と機能性の実現を可能にしているインプラントといえます。
インターナル・ジョイント・システム
インターナル・ジョイント・システムは、嵌合方式にインターナルHEXを採用。精度や、インプラント本体と上部構造の嵌合を最大限に高めています。
インプラント本体とのギャップが少ないことから、隙間ができにくい点も特徴。感染のリスクを減らせるといったメリットもあるのが特徴です。感染症はインプラント治療の成功に影響を与えます。感染症のリスクが最大限に減らせることは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
POIインプラントの費用相場
POIインプラントの費用相場は、1本18万円程度が相場なようです。
トータルで安い
インプラントを受けられる
渋谷区のクリニックを紹介
インプラント治療を受けようと思った時、やっぱり心配なのは費用ですよね。このサイトでは、渋谷区のクリニックを徹底調査し、インプラントの知見が深いクリニック(※1)から、トータルの費用を安く抑えられるクリニック(※2)を厳選して紹介しています(調査日時:2021年9月)。
はちやデンタル クリニック03-3408-6480 |
表参道しらゆり歯科03-3409-4118 | RKデンタルオフィス 代官山03-6427-8999 |
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費用総額 |
費用
220,000円
休診日 火
|
費用
297,000円
休診日 祝
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費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
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表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
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RKデンタルオフィス 代官山 |
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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※2021年9月の調査結果に基づきます。
※1 当サイト内で掲載されているクリニックの中から、日本口腔インプラント学会、国際口腔インプラント学会、日本顎咬合学会、日本先進インプラント医療学会のいずれかに所属しており、認定医以上の資格を保有している医師が在籍しているクリニック。
※2 インプラントの埋入に必要な「上部構造」「アパットメント」「インプラント」「オペ代」を記載している(または、追加料金がないことを記載している)クリニックの中から、インプラント1本あたりの価格が安い3クリニックをピックアップ。診察料、仮歯、骨造形手術代は別途かかる可能性がありますので、各クリニックにお問い合わせくさい。