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インプラントで見た目が悪くなる原因
インプラント治療を受ける理由のひとつに審美面があげられます。見栄えを良くしたいという思いで治療を決断したのに、出来上がりを見たら想像していた歯と違ったというケースは避けたいもの。ここではインプラント治療後に見た目が悪くなる原因や、「思っていたのと違う」という事態を回避する方法を解説いたします。
インプラントで見た目が悪くなる原因は?
見た目がいまひとつの状態になってしまう原因として、「検査不足」「医師の技術・知識不足」「被せもの設計の技術不足」が挙げられます。
1.治療前の精密検査が不足していた
原因の一つとして考えられるのは「治療前の精密検査が十分でなかったこと」です。
インプラント治療は通常の歯科治療とは違い外科手術を伴います。あごの骨部分にインプラント体を埋め込む大掛かりな手術を行いますので、精密な検査が不可欠。治療前に適切な検査を行い、口内や骨の状態を詳細に把握できていなければ、もともとあった歯と比べ違和感のあるインプラントが入ってしまう場合があります。
2.医師の技術と知識が不足していたため
2つ目の原因は「医師の技術と知識が不足していたこと」。
インプラント治療は通常の歯科治療とは違い、外科の専門技術と知識が必要になります。日本のインプラント治療の歴史はまだまだ浅く、治療が広く行われるようになったのはここ30年ほど。大学でインプラントの技術を学べるようになったのは2010年ごろからで、それ以前の歯科医師は独学でインプラントの技術を習得しなければなりませんでした。
インプラント治療では、あごの骨が足りない場合骨を増やしたり再生治療を行ったりします。必要に応じて歯茎の移植も行いますので、患者様のケースに合わせた治療法を見極める知識と、実際に手術を行う専門的な技術の双方が要求されます。
3.上部構造を作る技術や設計力不足のため
3つ目の原因は、「上部構造を作る技術や設計力不足」です。
インプラント治療自体は専門的な知識や技術が必要となりますが、被せ物を作る際には通常の歯科治療と同じ人工歯を作る技術が求められます。インプラント治療に必要とされるのは、それ専用の特別な知識・技術だけでなく、通常の歯科治療での技術。上部構造は実際に目で見て確認できる部分ですので、見た目の良し悪しに大きく関わってきます。
「思っていたのと違う」インプラントを回避するには?
自分の理想とは違う、見た目に違和感のあるインプラントが挿入されてしまう事態を回避するポイントについて解説します。
インプラント治療には高額な費用がかかります。満足度の高い結果を得るためにも、以下のポイントをチェックするようにしましょう。
1.「3DCT」で精密検査を行っているか確認する
インプラント治療のカウンセリングを行う前に、「3DCTを使って精密検査をおこなっていますか?」と聞いてみましょう。「3DCT」とは、3次元で画像診断を行う精密機械のことを指します。
一般的なレントゲンとは異なり、縦や横、真上などの立体的な輪切り画像を把握できるため、骨の厚みや骨密度まで把握できます。治療方針を決める大切な材料となるこの検査が含まれているかは、重要な判断ポイントになるでしょう。
2.高度な治療や手術ができる歯科医師かチェックする
精密検査を行ったあと、顎の骨が薄い・少ないと判明した場合、骨移植や骨造成という治療が必要になります。この高度な手術に対応している歯科医師がいるのであれば、手術が難しいと判断された場合に心強いだけでなく、顎の骨を理由に見た目の悪いインプラントを埋入されるリスクも下げられるでしょう。
ソケットリフト、サイナスリフト、GBRやCTGといった難症例にも対応できる医師はいるか、事前にホームページで確かめたり、問い合わせたりしてみてください。
3.人工歯の専門知識を持っている医師がいるか確認する
人工歯の専門知識を持っている医師がいるか確かめることも重要です。
具体的には、「日本補綴歯科学会に所属しているか」或いは「大学時代に補綴科に勤務していたかどうか」などが判断のポイント。補綴の専門に勤務・所属していたかを調べる際、歯科医の公式サイトで経歴を見る方法もあります。掲載されていない場合もあるので、無料カウンセリングの際に質問してみても良いでしょう。
まとめ
インプラントで見た目が悪くなる原因は3つ、「治療前の精密検査が十分でなかったこと」「医師の技術と知識が不足していたこと」「上部構造を作る技術や設計力不足」です。
外科手術も伴うインプラント治療において専門的な知識と技術は欠かせませんが、日本のインプラント技術の歴史はまだまだ浅く、必ずしもインプラントの専門知識を持った歯科医師ばかりではないことを念頭においておきましょう。
自分の想像とは違う仕上がりになってしまう事態を回避するため、患者にチェックできるポイントは、「3DCTで精密検査を行っているか」「高度な治療や手術ができる歯科医師か」「人工歯の専門知識を持っている医師がいるか」。
美しい歯並びを求めてインプラント治療を行ったのに、理想とは違う見た目になってしまうのは避けたい事態。腕のいい歯科医・歯科医院を見極めるため、自身でも歯科医の技術力を判断できるポイントや設備についてある程度調べ、知識を持つことが望ましいでしょう。
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休診日 火
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費用
297,000円
休診日 祝
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費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
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表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
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297,000円
休診日 月・木・祝
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※2021年9月の調査結果に基づきます。
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