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インプラントオーバーデンチャーについて
少ない本数のインプラントですべての入れ歯を安定させる治療法が「インプラントオーバーデンチャー」です。
入れ歯が外れやすい、ガタガタする、痛みが出るなどの症状に悩んでいる人は、インプラントオーバーデンチャーを検討してみてはいかがでしょうか。
入れ歯にも対応するインプラント
最大4本のインプラントを土台として、すべての入れ歯を固定できるのがインプラントオーバーデンチャーの強みです。インプラントブリッジよりも埋め込む本数が少なく、費用も身体的な負担も抑えられます。食事や会話の途中で入れ歯がずれるような悩みも解消できるでしょう。
インプラントオーバーデンチャーは総入れ歯だけではなく、部分入れ歯にも対応可能。高い安定性で入れ歯の横揺れや沈み込みといったトラブルを防ぎます。
参照元:インプラントネット(https://www.implant.ac/knowledge/article/582/)
インプラントオーバーデンチャーのしくみ
一般的なインプラント治療と同じく、インプラントオーバーデンチャーもあごの骨にインプラント本体を埋め込みます。そこにアタッチメントというパーツを取り付け、入れ歯には連結パーツを取り付けてインプラントを固定します。
通常のインプラントと違うのは、インプラントオーバーデンチャーは患者さん自身で取り外しができることです。したがって、入れ歯やインプラントのケアもしやすくなっています。
インプラントオーバーデンチャーのメリット
それでは、インプラントオーバーデンチャーのメリットをひとつずつみていきましょう。
安定した噛み合わせ
歯をすべて失ってしまった場合や、奥歯がなくなってしまった場合でも、安定した噛み合わせを得られるのがインプラントオーバーデンチャーの最大のメリットといえます。
通常の総入れ歯は前歯で噛むことを想定しておらず、奥歯で噛めるように調整されています。インプラントオーバーデンチャーであれば前歯で食べ物を噛み切ったり、管楽器のマウスピースをくわえたりすることもできるでしょう。
あごの骨も入れ歯も長持ちさせられる
歯を失ったあごの骨は、時間とともにどんどん痩せていきます。あごの骨を土台とする通常の総入れ歯が、年数が経つごとにぐらつきや噛み合わせのずれが出てくるのは、あごの骨が瘦せることですき間ができるからです。
インプラントを埋め込むと、その周囲の骨が痩せていくスピードを遅らせることができます。その性質を考えると、インプラントオーバーデンチャーにすることで入れ歯とあごの骨の土台にすき間ができにくくなり、ぐらつきやずれのない安定した状態が維持されます。結果として、あごの骨も入れ歯も長持ちさせられるのです。
参照元:インプラントネット(https://www.implant.ac/knowledge/article/582/)
取り外しできるのでクリーニングしやすい
インプラントに限ったことではありませんが、歯科治療のあとの患者さん自身によるケアやメンテナンスは非常に重要です。インプラントの場合はアタッチメントの種類や上部構造のタイプによってクリーニングのしやすさが変わってきますが、いずれにしても長く使用するためには日々のメンテナンスが欠かせません。
インプラントオーバーデンチャーは患者さん自身で取り外しできます。口から取り出してクリーニングし、インプラントの周囲は専用の歯ブラシなどできれいに磨けるので、衛生面でも大きなメリットがあります。
口の変化に合わせてインプラントを変更できる
インプラントオーバーデンチャーは、少ない本数のインプラントですべての入れ歯を安定させられるのが大きな特徴です。しかし、さらに使用感を高めたいと願う患者さんもいらっしゃいます。
そのような場合、インプラントの本数を追加することでニーズに応えることができます。インプラントを増やせば、入れ歯から固定性のインプラントブリッジに変えることも可能で、そのときの患者さんの希望に合わせた柔軟な治療がしやすいといえるでしょう。
インプラント封鎖(スリーピング)
また、加齢によって患者さん自身でのケアが困難になったり、要介護状態になったりした場合は、インプラントを封鎖(スリーピング)すれば入れ歯だけでも使えます。前述のとおり取り外しが簡単にできるので、介護する人もメンテナンスしやすいでしょう。インプラントで口の中を傷つけてしまったり、クリーニングが行き届かずに炎症を起こしてしまったりというトラブルも防げます。
インプラントオーバーデンチャーで気をつけるべきこと
次に、インプラントオーバーデンチャーの注意点をみていきましょう。
通院による定期的なメンテナンスは必須
口の中の状態や入れ歯のチェックや調整、専門的なクリーニングなどを受けるためには、定期的な通院による歯科医師や歯科衛生士のメンテナンスを受けることが欠かせません。
これはすべてのインプラント治療にいえることですが、あごの骨の状態やインプラント周囲炎の確認は患者さん自身ではできませんので、しっかりプロに経過を観察してもらう必要があります。
患者さん自身のセルフケアが欠かせない
何度もお伝えしているとおり、インプラントは埋め込んだら治療が終わるというわけではありません。長く安定して使えるように、患者さん自身が日々のケアをしっかり行なう必要があります。
前述のとおり、入れ歯は取り外してのお手入れが可能です。固定性のインプラントと比べてお手入れが容易なので、まずは入れ歯やインプラントのクリーニングを習慣づけることが大切です。
パーツ交換や入れ歯の維持費が必要
インプラントオーバーデンチャーは埋め込むインプラントの本数が少ないので、初期費用だけみると一般的なインプラント治療よりも金額を抑えてつくることができます。しかし、入れ歯本体や人工歯の修理、経年使用で劣化したパーツの交換など、それなりの維持費がかかることを覚えておきましょう。
定期的な通院によるメンテナンスや日々のセルフケアを怠ったり、不具合を放置したまま使い続けたりしていると、入れ歯をつくり直さなければならなくなるかもしれません。歯科医院のメンテナンスとセルフケアをきちんと行なうことが、結果として維持費を抑えることにつながります。
参照元:インプラントネット(https://www.implant.ac/knowledge/article/582/)
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表参道しらゆり歯科03-3409-4118 | RKデンタルオフィス 代官山03-6427-8999 |
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費用総額 |
費用
220,000円
休診日 火
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費用
297,000円
休診日 祝
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費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
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表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
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RKデンタルオフィス 代官山 |
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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※2021年9月の調査結果に基づきます。
※1 当サイト内で掲載されているクリニックの中から、日本口腔インプラント学会、国際口腔インプラント学会、日本顎咬合学会、日本先進インプラント医療学会のいずれかに所属しており、認定医以上の資格を保有している医師が在籍しているクリニック。
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