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インプラントの支払い方法について
インプラントの支払いについての注意点
インプラント治療は虫歯や歯周病治療などの保険診療とは異なり、健康保険が適用されない自由診療です。そのため、治療費は高額になりやすく、金額は歯科医院やクリニックによって費用はマチマチです。そのため、歯科医院によっては、リーズナブルなインプラント治療を売りにすることもあります。
しかし、多くの場合は、インプラント1本あたりおよそ30万円程度が一般的な治療費です。治療費はインプラント治療に使用する方法や材料のメーカー・品質などによって大きく変わります。医院を決める際は、費用の安さだけで決めることは避けましょう。医院や歯科医の信頼性や実績・経験などを判断材料にするべきです。
※参照元:日本インプラントセンター調査(2011年)(http://www.japan-implant.org/cost/)
信頼できそうな場合でも、事前の初診相談時には費用の内訳をきめ細かく疑問点が残らないように確認しましょう。特にインプラント治療を検討している方にとっては、支払い時期・方法が気になるはずです。自由診療のため、治療費の支払い時期や支払方法は異なっています。
一般的なインプラント費用の支払い方法ですが、現金分割・現金一括・デンタルローン・クレジット分割など、複数のプランが利用可能です。確認しておくべき点がいくつかあります。
最も大事なのは、後々追加料金大きく発生しないかどうかを確かめておくことです。事前のカウンセリングを行うクリニックも多いので、その時に治療方針や金額をしっかりと納得ができるように確認しておきましょう。
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現金払いのメリットとデメリット
現金払いのメリット
現金払いのメリットは、支払いを一度で終わらせることができる点。数回の支払いを面倒に感じてしまうよりも、精神的にも良いと言えます。現金分割が可能な場合もありますが、現金分割はクリニックによって治療期間内のみ可能といった条件があるので、支払いをする条件は確認する必要があります。
現金払いのメリットとして、クレジットやローンと違い、手数料の上乗せもありません。クレジットやローンなどを利用した場合、手数料が掛かることがあります。数パーセントですが、インプラント治療は高額なので、思ったよりも支払いがかさむのが難点です。かかった費用のみの支払いが可能である点は、現金払いのメリットといえます。
現金払いのデメリット
現金払いのデメリットは払い方によって異なります。一括支払いの場合は、多額の現金を持参する必要があります。分割払いの時は、生活に無理がないよう事前に支払い計画を立てないといけません。振込なら、手数料や手間を負担しなくてはならないこともネックです。
インプラント治療は決して安い治療ではないので、想定していたより多額の費用がかかります。実際に一括で支払いができない方は多く、定期的な出費となってしまうので経済的な負担も大きいと感じてしまうでしょう。
クレジット払いのメリットとデメリット
クレジット払いのメリット
クレジット払いのメリットは、現金の持ち合わせが心もとなくても、インプラント治療を受けられる点です。診療費用をクレジット決済すれば、利用額に応じてポイントやマイルを貯めることができるので、高額なインプラント治療ならポイント面でメリットがあります。ポイント還元率が優れているクレジットカードであれば、保険がきかず高額になってしまうインプラント治療で多くのポイントがつきます。
また、クレジット決済のメリットとして、分割払いが利用できるのも見逃せません。インプラント治療でクレジットカード決済をすれば、分割払いで決済も可能です。医院によって対応は異なりますので確認は忘れずに行ないましょう。高額な治療になることが多いインプラント治療では、クレジット決済は大きなメリットがあります。生活での支払いをクレジット払いにまとめている場合は、使うことを検討してみてください。
クレジット払いのデメリット
クレジット払いのデメリットは、手数料が高いという点や使える場所が限られる点です。インプラント治療のような自由診療だと、手数料の上乗せをしている場合があります。手数料を上乗せする行為は、不正行為としてクレジットカード会社が禁止しています。本来は禁じられている行為ですが、実際に上乗せ対応をしている場所もあるのが現実です。
中には公式サイトに堂々と手数料を上乗せすることを記載している医院もあります。もし支払いに納得ができない場合は、クレジットカード会社に確認するべきです。
デンタルローンとは?
歯科医院で受けられるインプラントやホワイトニングは自由診療です。自由診療は保険が適用されない治療のため、治療費が高額になってしまうことも珍しくありません。デンタルローンは、そうした高額な治療費が発生する治療を歯科医院で受けることを考えている方々に向けて、治療費をローン会社や銀行が立替払いする制度です。
デンタルローン利用者は高額な治療費を一度に支払う必要がなく、治療費に手数料・利息を加えた金額を分割で支払えます。手数料の分だけ余計な費用はかかりますが、高額な治療費のために断念せざるを得なかった治療が自由に受けられる点がメリットです。
ところで、高額な治療費の支払いのために利用することができるローンが他にないか気になる人もいるでしょう。例えば、デンタルローンの他に各銀行が提供している「多目的ローン」はどうでしょうか?治療費を分割で支払うこと自体はクレジットカードでも可能です。デンタルローンでなくても良いと考えることは不思議ではありません。
デンタルローンは利用目的が「歯科治療の治療費」だけに限られている代わりに、多目的ローンやクレジットカードでの分割支払いにはない多くの特徴があります。デンタルローンは、高額な歯科治療の治療費に十分に対応できるように、利用限度の上限設定が高く設定されているのが第一に挙げられます。利用する銀行および信販会社によって異なりますが、一般的には200万円~800万円をデンタルローンでは借り受けることが出来ます。
金利や手数料も多目的ローンやクレジットカードの分割払いと比較するとリーズナブルに収まりやすい点も、デンタルローンの大きな特徴です。利用する銀行・信販会社によって異なりますが、固定年利6%から設定されていることが多いようです。クレジットカードでの分割払いと比べると、より返済期間をより長く設定することが出来るという点も、デンタルローンを受けるメリットとして挙げられます。利用する銀行・信販会社によっては、治療費を最大で84回払いに分割することも可能です。
返済期間を長く設定することで、余裕をもって治療費を支払えます。さらに、デンタルローンで借り受けた金額に間しては、医療費控除を受けることが出来るという点も魅力です。
デンタルローンのメリットとデメリット
デンタルローンは一般的な多目的ローンやクレジットカードによる分割払いと比較すると、「利用限度額の設定が高額」、「手数料・年利が低い」、「返済期間を長期に設定できる」「医療費控除の対象となる」といったメリットをもっています。信販会社やクリニックによっては、クリニックがデンタルローンの窓口を兼ねている場合が多く、銀行の多目的ローンと比べると手続きが簡単な点も、デンタルローンの大きなメリットです。デンタルローンはメリットも多いものですが、もちろんデメリットもあります。デメリットについても知っておきましょう。
デンタルローンのデメリットは、利用に審査が必要となり、安定した収入のない学生や主婦の方は連帯保証人が必要となるということです。また、金利が低いといっても、返済期間を長期に設定した場合、手数料・利息がある程度の金額になってしまいます。一回一回の支払いはそこまででなくても、最終的な支払いが高くなりがちな点がデンタルローンの大きなデメリットといえるでしょう。全てのクリニックが必ずしもデンタルローンに対応しているわけではないことも、デンタルローンの大きなデメリットの一つといえます。
デンタルローンはこんな人におすすめ!
インプラント治療は保険適用がないため、治療費はどうしても高額なものになってしまいます。だからこそ、高額でも満足できる治療を受けたいという方や、多少医療費が高くなったとしても本当に信頼できる歯科医の治療を選びたいという方が多いかもしれません。予算を気にせず、医師や医院を選びたいと考えている方にとって、デンタルローンは非常にメリットの多いものになるのではないでしょうか?
また、治療費が十分に貯まるのを待たずに、すぐに治療を開始したいという方や、治療を受けるのであれば最新の治療を受けたいと考えている方にとっても、デンタルローンを利用することで得られるメリットは多いでしょう。
インプラント治療は高額だからこそ使用するインプラント本体も信頼のおけるメーカーにしたい方も多いはずです。ノーベル・バイオケア社を始めとする世界四大インプラントメーカーといった、国内でも採用実績が確認できるメーカーにこだわりたいと考える方もいるでしょう。同様に、前歯といった比較的目立ちやすい箇所にインプラント治療を施す場合には、審美性の高いジルコニア製の上部構造を選択したい、という方も多いかもしれません。
比較的、安価な治療費でインプラント治療を提供するクリニックも増えてきましたが、安価な治療費の理由は確認が必要です。インプラントはおおよその相場や目安があるため、あまりにも相場から外れる場合は信頼性・安全性・審美性のどれかで満足ができない可能性があります。治療費が高額すぎるのも問題ですが、格安すぎるのも問題です。インプラント治療は相場に見合った適切な金額が、結果的に金銭面でも治療面でも満足しやすいといえるでしょう。
手術が終わった後も口内に挿入されたインプラント体とは、数十年に及ぶ長期間付き合っていかなければなりません。使用するインプラント体や上部構造は品質に納得がいくものを使用したい、と考えている方にとって、支払いを支えてくれるデンタルローンは非常にメリットが多いものだといえます。
デンタルローンの返済計画例
以上の様なメリットとデメリットを持つデンタルローンですが、ここでは具体例を挙げながら、デンタルローンの返済計画がどのようなものになるのか見ていきましょう。
仮に、一本あたり総額400,000円のインプラント治療を、二か所施行するとしましょう。その場合、総額は800,000円となります。デンタルローンの年利が仮に8パーセントで、5年間の分割払いを組んだとすると、
- 利子を含めた総額(利子分):973,266円(173,266円)
- 月々の返済額:16,221円
となります。利子分が17万円になり、支払いは当初より20%程度は増えることになるのです。最終的な支払い額には注意してください。
デンタルローンを受ける前に知っておきたいこと
Q.申込資格はありますか?担保や連帯保証人は必要ですか?
申込資格は、利用する銀行・信販会社によって異なりますが、前述したように、基本的には20歳以上であるということと、安定収入があるということが条件となることが多いようです。また、安定収入のない主婦や年金受給者の方も、連帯保証人を立てることで利用出来る場合が多いです。詳しくは各信販会社・銀行までお問い合わせください。
Q.どうやって申し込んだらいいの?
デンタルローンの申し込み方法は利用する信販会社・銀行によって異なります。ただし、基本的には、1)クリニックが信販会社・銀行と提携している場合には、クリニックの窓口から申込む、あるいは2)デンタルローンを取り扱っている各信販会社・銀行に直接申込みを行う、かのいずれかの方法が一般的です。
Q.返済方法はどうなるの?
デンタルローンの返済は、基本的には申込時に指定した金融機関から毎月自動引き落しとなります。また、信販会社・銀行によっては、一部繰り上げ返済や支払い途中での一括返済に対応しているという場合もあります。詳細は、各信託会社・銀行までお問い合わせください。
Q.銀行の多目的ローンと信販会社のデンタルローン、クレジットカードの分割払いは何が違うの?
ローンや分割払いのできるクレジットカードの主な特徴は、以下の通りです。
- 銀行多目的ローン
- 信販会社のデンタルローン
- クレジットカードによる分割払い
20~65歳の有職者が対象で、審査があります。申込み後は所得を確認できる資料や印鑑証明など複数の書類が必要です。上限金額や分割払手数料率、支払い回数・期間は銀行によって異なります。
20~65歳の有職者が対象です。取り扱いのある歯科医院で申込みを行うか、WEBで事前審査を行います。提出書類はない場合がほとんど。上限金額や分割払手数料率、支払い回数・期間は信販会社によって異なりますが、上限金額は銀行の多目的ローンより高い場合が多いようです。
クレジットカード所有者で歯科医院がクレジット払い可能であれば、限度額内で使用可能です。上限金額や分割払手数料はクレジットカードの契約に準じての支払いとなります。もちろん、書類等は必要ありませんが、年率は他のローンに比べて高い場合が多いです。
デンタルローンは取り扱っている会社や銀行によって異なります。自身の受ける治療が医療費控除の対象になるかどうかは治療内容によって決まっています。まずは国税庁HPや税務署で確認しましょう。
節税ポイント
インプラント治療にかかった費用は医療費控除の対象になります。負担を軽減するための制度で、一年間に10万円以上を治療費として支払った場合、所得税の一部が戻ってくるもの。その年の1月1日から12月31日の間に自分や家族のために支払った医療費が対象となります。インプラント診療は見た目の改善を主な目的とする矯正や美容手術とは違います。自家用車やブランド品のような贅沢品でもないので、税務署への簡単な確定申告でお金が戻ってくるのです。インプラント診療を行った場合は忘れずに、翌年の確定申告時に申請しましょう。
場合によっては費用の半分以上が還付されるケースもあり、かなりの控除額になります。所定の申告書への記載・提出だけで、結果的に大きく治療費の負担を減らすことになるのです。
ただし、注意点もあります。領収書のほか、通院時期が分かるよう診察券を控え、通院日を確認できるようにしておきましょう。電車やバスなどの交通費は含まれますが、自家用車で通院した場合のガソリン代や駐車場代は除外されます。金額を記録し提出する必要があると覚えておいてください。疑問点があれば、居住地を管轄する区役所や市役所・税務署などに問合せをしておきましょう。
トータルで安い
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費用総額 |
費用
220,000円
休診日 火
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費用
297,000円
休診日 祝
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費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
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表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
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RKデンタルオフィス 代官山 |
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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※2021年9月の調査結果に基づきます。
※1 当サイト内で掲載されているクリニックの中から、日本口腔インプラント学会、国際口腔インプラント学会、日本顎咬合学会、日本先進インプラント医療学会のいずれかに所属しており、認定医以上の資格を保有している医師が在籍しているクリニック。
※2 インプラントの埋入に必要な「上部構造」「アパットメント」「インプラント」「オペ代」を記載している(または、追加料金がないことを記載している)クリニックの中から、インプラント1本あたりの価格が安い3クリニックをピックアップ。診察料、仮歯、骨造形手術代は別途かかる可能性がありますので、各クリニックにお問い合わせくさい。