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インプラントシステムをチェック
インプラントはそのシステムによって仕上がりや価格に大きな差が出ます。ストローマンなど、主要なインプラントシステムを解説していきます。
インプラント選びに重要なのは価格よりインプラントシステム
インプラントを安く済ませる、というのは一つの選択肢です。しかし、ただ安いだけでは、長く持たない、トラブルが出てきたなど、あとあと後悔することもあるでしょう。
インプラントは骨に埋め込む土台です。何ごとも土台がしっかりしていることが肝心ですね。この土台を決めるのが、インプラントシステムです。
そのため、インプラントシステムは非常に重要で、どのインプラントシステムを選ぶかを慎重に見極めていきましょう。国際シェアトップ2(※1)とサイト内掲載クリニックが使用している国内インプラントの一部をご紹介します。
※1 参照元: AddBIO AB「国際シェアデータ」https://addbio.se/market 2020年時点
メーカー名 | ストローマン | 開発国 | スイス |
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1972年にスイスの大学とストローマン研究所の協力により開発されたことから始まった企業。今では世界70カ国以上で使用され、多くの方にシェアされているメーカーです。いくつかインプラントシステムがありますが、どれも術式がシンプルで簡便なので、成功率が高く、手術が1回で済む(1回法)のがメリットです。サイズが比較的小さいため、日本人の骨格にも適しています。 | |||
メーカー名 | ノーベルバイオケア | 開発国 | スウェーデン |
実用インプラントを開発したメーカー。臨床実績が一番多く、信頼性の高いインプラントシステムを数多く持っています。 さまざまな症例に対応できるインプラントシステムがあり、システムとしては、手術を2回行うもの(2回法)が主流です。 |
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メーカー名 | 京セラ | 開発国 | 日本 |
京セラのPOIインプラントは、日本でもっとも古いインプラントシステムで、高いシェア率を誇っています。 国内で生産するため、輸送料がかからず、国内では比較的安価で提供できることが利点です。 インプラントが1ピースから3ピースまであるなど、独自性もあります。時代の流れを読み、常に求められるものへ開発が進んでいます。 |
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メーカー名 | AQBインプラントシステム | 開発国 | 日本 |
信頼できる国産のインプラントメーカー。純チタンに再結晶化させた「ハイドロキシアパタイト」を薄膜コーティングした、骨癒合型のインプラントシステムを展開しています。シンプルな形状・シンプルな術式が特徴で、安定性・有効性を備えたシリンダータイプのインプラントシステムです。「1ピースタイプ」「1ピースTタイプ」「2ピースタイプ」があります。 | |||
メーカー名 | オクタフィックス | 開発国 | 日本 |
インプラント製造で20年の実績を持ち、ISO国際規格の認証も受けているメーカー「ヨシオカ」のインプラントシステムです。設計の段階から、垂直的咬合圧だけでなく側方運動時に生じる斜め方向からの咬合圧にも着目して開発が行われた製品。骨縁部付近の経年的ロート状骨吸収を抑制し、かつ耐久性にも優れたデザインが特徴です。 |
そのほかにも、数多くのインプラントメーカーと、いろいろなインプラントシステムがあり、日本国内だけでも、100社程度あると言われています。
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クラウンの種類で見た目も左右される
インプラントを埋めた後、その上につけるセラミックの人工歯(クラウン)についてです。実際に、口をあけたときに見えるのがこのクラウンです。
上記に挙げたようなインプラントメーカーによっても価格が大きく変わりますが、このクラウンも価格と、見た目、さらには耐久性も大きく左右する部分なので、慎重に選びたいですね。
主要なクラウンの種類について解説します。
オールセラミック
艶があって変色しづらいことが特徴で、自分の歯のような色調を再現することができます。オールセラミックという名の通り、すべてがセラミックでできているため、割れる可能性が高いのが難点です。
ジルコニアセラミック
ジルコニアとは人工ダイヤモンドのことです。クラウンの芯はジルコニアでできていて、表面部分にだけセラミックを焼き付けることにより、強度があるのに、自分の色調も再現できるという優れた人工歯です。ただ、価格はやはり高くなります。
メタルボンド
メタル=金属の人工歯で、表面部分にセラミックを焼き付けてあります。透明感や色調は上の2つと比べると劣ってしまいますが、価格としては安く済みます。変色はしづらいですが、割れる可能性もあります。
そのほか、金や銀の金属のクラウンもあります。
クラウンは見た目を左右する重要なものなので、価格も含め、自分が納得できるものを、医師と相談しながら決めていきましょう。
トータルで安い
インプラントを受けられる
渋谷区のクリニックを紹介
インプラント治療を受けようと思った時、やっぱり心配なのは費用ですよね。このサイトでは、渋谷区のクリニックを徹底調査し、インプラントの知見が深いクリニック(※1)から、トータルの費用を安く抑えられるクリニック(※2)を厳選して紹介しています(調査日時:2021年9月)。
はちやデンタル クリニック03-3408-6480 |
表参道しらゆり歯科03-3409-4118 | RKデンタルオフィス 代官山03-6427-8999 |
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費用総額 |
費用
220,000円
休診日 火
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費用
297,000円
休診日 祝
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費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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はちやデンタル クリニック |
費用
220,000円
休診日 火
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表参道しらゆり歯科 |
費用
297,000円
休診日 祝
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RKデンタルオフィス 代官山 |
費用
297,000円
休診日 月・木・祝
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※2021年9月の調査結果に基づきます。
※1 当サイト内で掲載されているクリニックの中から、日本口腔インプラント学会、国際口腔インプラント学会、日本顎咬合学会、日本先進インプラント医療学会のいずれかに所属しており、認定医以上の資格を保有している医師が在籍しているクリニック。
※2 インプラントの埋入に必要な「上部構造」「アパットメント」「インプラント」「オペ代」を記載している(または、追加料金がないことを記載している)クリニックの中から、インプラント1本あたりの価格が安い3クリニックをピックアップ。診察料、仮歯、骨造形手術代は別途かかる可能性がありますので、各クリニックにお問い合わせくさい。